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お風呂が腰痛に効く理由とは?正しい入浴の方法と注意点も解説!

「お風呂は腰痛に効果あり」と、一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

お風呂が腰痛に効くのは本当の話で、入浴の仕方次第で改善や予防が見込める場合があります。

 

とはいえ、単に効果があると言われても、しっくり来ませんよね。

 

そこで今回は、お風呂が腰痛に効く理由と腰痛時における正しい入浴方法、注意点をまとめました。

効果あり?お風呂が腰痛に効く3つの理由

お風呂には「血行を良くする効果がある」と言いますが、具体的にどういったものなのか?

 

こちらでは3つの理由をまとめましたので、早速見てまいりましょう。

温熱作用

温熱作用とは、お湯に浸かって体を温めることで得られる効果です。

 

体を温めることで皮膚の血管が広くなり、全身の血液の流れ(血行)が良くなります。

 

血行が良くなることで、体の組織の酸素共有が促進され、老廃物や疲労物質もスムーズに排出されます。

 

また、筋肉の緊張(コリ)が解けるので、腰痛予防に効果があります。

水圧作用

水圧作用とは、水の圧力によって得られる効果です。

 

お風呂に入っているときというのは、外にいるときよりも大きな圧力を受けています。

 

その証拠に、お風呂に入っているとお腹が微妙にへこんでいるようなことはありませんか?

 

あれこそまさに水圧作用そのものです。

 

そして、この水圧作用ですが、血管にも圧力が行き渡ります。

 

血管に圧力が与えられることで、体に溜まった血液が押し出されて血行が促進されます。

浮力作用

浮力作用とは、物体を浮き上がらせるために働く力で得られる効果です。

 

人間がお風呂に入っているときの体重は、お湯の浮力によって外にいるときの9分の1になります。

 

60kgの場合、約6.6kgですね。

 

体重が軽くなることで、体を支えている筋肉への負担が減り、筋肉の緊張をほぐせます。

 

また、緊張による脳への刺激も抑えられます。

 

そのため、腰痛だけではなく精神的にもリラックスできます。

腰痛時における正しいお風呂の入り方まとめ!

このように、3つの作用が働くことでお風呂が腰痛対策として見込めるのは、お分かり頂けたのではないでしょうか。

 

しかし、ただお風呂に入るだけでは、大した効果は期待できません。

 

そういうわけで、こちらでは腰痛時における正しい入浴法をまとめました。

熱すぎなのは要注意!ぬるま湯にゆっくりつかる

湯船に浸かる際は、37℃~40℃程度のぬるま湯がおすすめです。

 

なぜなら、熱いお湯だと体の表面を急に温めてしまい、お風呂から上がるとすぐに体温が低下してしまうからです。

 

体温が低下してしまうと、体が冷えて筋肉が緊張しやすくなってしまいます。

 

そのため、ぬるま湯で浸かるようにしましょう。

 

また、ポイントとして時間を掛けて浸かることです。

 

目安としては、15分~20分程度ですね。

 

時間を掛けることで、全身が温まって筋肉の緊張も解けやすくなります。

 

ただし、ぬるま湯だと人によってはリラックスできない場合があります。

 

そうした場合は、無理にぬるま湯で入るのではなく、自分に合った温度で入浴しましょう。

 

自分に合った温度で入浴したほうが脳をリラックスさせられて、より効果的です。

簡単ストレッチ

湯船に浸かっているときに簡単なストレッチを行うことで、血行促進に効果があります。

 

例えば、腰に手を当てて指で軽く押したり、上半身を軽く回したりする方法が挙げられます。

 

後は浴槽が広ければ、体を伸ばして軽いストレッチを行うのもよいでしょう。

 

いずれも難しい方法ではないので、湯船に浸かっている時間を利用して行ってみてはいかがでしょうか。


入浴剤を使う

商品によって異なりますが、入浴剤に含まれている成分には、血行を促進させるものや筋肉をほぐすものがあります。

 

また、体の汚れや落とすなど美肌効果にも期待が持てます。

 

予算に余裕がある人は、入浴剤を使用してみるとよいでしょう。

入浴後は体を冷やさないように

体を温めても、湯冷めしては意味がありません。

 

特に冬はすぐに冷えてしまうので、洗面所や浴室は暖かくしておきましょう。

 

また、体に付いている水分も残さないように!

 

水分は冷えの元となるので、乾いたタオルできちんと拭き取ってあげましょう。

ぎっくり腰の人は要注意!お風呂に入っても悪化する場合がある

腰痛とお風呂は基本的に相性抜群ですが、中には例外もあります。

 

それはぎっくり腰など、炎症が起きている状態です。

 

炎症状態でのお風呂は、逆に腰痛を悪化させる恐れがあります。

 

そもそも炎症というのは、傷付いた場所を修復するために、血液を集めることです。

 

つまり、治そうとするから痛くなるというわけですね。

 

この状態で血行を良くしてしまうと、当然炎症を修復するための活動が活発化します。

 

そして、炎症が悪化してしまいます。

 

そのため、ぎっくり腰などで炎症が起きている場合は、長風呂を控えるようにしましょう。

まとめ

今回は腰痛とお風呂の関係をまとめました。

 

お風呂によって得られる3つの作用に、正しい入浴法を知ることで腰痛予防を見込めます。

 

もちろん、お風呂だけが全てではありませんが、腰を正常に保つためには身近な事も実践していく必要があります。

 

腰痛が悪化しないためにも、今回解説した入浴するときのポイントは、しっかり抑えておきましょう。

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